前回の記事で、食養生の手始めとして調味料から変えていったと書いた。↓

食品添加物が及ぼすという、様々な疾患を学んでゆき始めた頃、10月に入って、この年は急に気温が下がった。
若い頃から低体温で冷え性、また5年も自律神経を患っていたせいか、裏口(室内)に置いてある猫のトイレを掃除しようと行くと、あまりの寒さに立っていられなくなった。
東北の人は寒さ対策で塩分を摂る
背中はゾクゾク、手足は氷のように冷たい・・しかし真冬でもないし、裏口の前とはいえ家の中なのに、これはおかしいと気づく。もしや気温だけではなく、自分の体が原因か??
以前ならカイロを貼るか、上着を着込むか、熱いお茶かお酒を飲むかで対処していたが、こういう思考になっただけでも、少しは成長している。
すると不思議なことに、脳裏に東北の光景が浮かんできた。
それは以前にTVで「東北の人々は脳梗塞の死因が多く、塩分摂り過ぎにならないように、塩分チェックをする行政のグループが作られ、家庭を廻って味噌汁などの塩分濃度を測って注意を呼びかける・・」という内容だった。
東北の人々は冬の寒さ対策の為に、塩をよく摂ると聞いていたから、番組を見た時は当然納得したが・・今は、
「塩が寒さを緩和するのなら、摂らないとダメなのでは・・」とふと、考えがよぎる。
東北の昼下がりのお茶請けに、種類豊富なお漬物をたっぷりと出して、皆で井戸端会議するように、仲良く食べているのも見たことがある。
そういう光景がグルグル頭を巡り、「私は塩が足りないのでは?」と直感的に感じたので、家にあった塩を舐めてみることにした。
減塩政策を奨める番組であったのに、真逆の発想を招くという、皮肉な展開になったわけだが、これが功を奏す。
もしかしてと思い、塩を舐めていくと・・
その時は家にあった「赤穂の塩」だか「伯方の塩」だかを使っていたので、それを少し舐めて、水を含んで流し入れるを繰り返してみた。
すると、何回か口に含んでいるうちに、氷のように冷えていた手足がぽっぽと温まりだしたのだ!
え~!即効ではないか
舐めだして、1時間位だろうか・・量的にはスプーン1杯(5g)ほど。水はコップ3~4杯。
その後も舐め続けて、結局塩はスプーン2杯位は飲んだ。2~3時間掛けて。そうしたらもよおしてきて、何度もトイレに行き、最後の方は水便になった。
が、お腹が痛いわけではなく、なんだか爽やかな感じなのだ。そしてまたまた驚くことが起きた!
長年、冷たくて当たり前だったお尻がポカポカしてきて、手を当てると温かくなってる。えぇ~(*_*)
お尻は体温が低い箇所と聞いていたので、いつも冷たくても仕方ないと思っていたのに・・驚き!!
ここ数年、持病のように膀胱炎を起こしていたのは、これが原因だったのか?
人間の体は、現代の栄養学が語っているようなものではない・・カルチャーショックだが、嬉しい大発見でもあった。後に塩不足は腎臓を悪くすることを知る。

猫にも塩は必要だよ!天然塩をあげてね。
塩は体温を上げる!即効で!
まとめ!
私が短時間のうちに塩と水を摂取した方法は、きちんとした療法であったことを、後に見つけた。腸をデトックス(排出)して体内をきれいに整える、という塩水洗浄という療法だ。
滞在しているお寺の元僧侶クリスチャンが進めてくれた腸クレンジング。 普段の食生活から知らず知らずのうちに、ながーい腸のひだひだに さまざまな老廃物が溜まっているんですね。
それをすっかりデトックス(排出)して体内をきれいに整える、という インドでは古代からヨガを実践してきた人たちの間で、 日常的に行なわれていた手法なのだそう。
しかも3リットルの塩水を少しずつ飲み続け、4つのヨガのポーズを行い 腸にへばりついたものを流し出すだけ、という簡単なものということで、 試してみました。塩水で腸のクレンジング(マスタークレンジング)
この方の方法は水1リットルに対して、塩9g (血液と同じ濃度)の水を3リットル飲まれる方法。
私は塩10gと水1リットル程度でもデトックスもできたので、身体の調子を見ながら摂取すればいいと思う。
塩を水に溶かして飲むか、塩を舐めてから水を飲むかどちらでもいいだろう。しかもこの方はヨガを組み合わせてますが、私はパソコン見ながら、のんべんだらりと塩を舐めてただけ。
水下痢がデトックスだとわかったが、身体がすぐにポカポカ温かくなることの方が驚きが大きい!その後35、5度だった体温は36度まで上がったのだ。
結婚したのは80年代で、この頃から健康のための「薄味」が世間では奨励されていた。主婦になった私は当然、塩や醤油を控える料理を心がけ・・。そういえば、酷い冷え性になったのはこの頃からだ。
なぜ「減塩、減塩」と叫ばれているのか??
それには、世の中の巧妙な仕組みがある。
塩は命、無くては生きられない
私はおばあちゃん子で、幼い頃はおばあちゃんが見るTVの時代劇を一緒によく見ました。時代劇と言ってもその時代は邦画をTVで放映しており、名だたる名監督の作品が多く、レベルが高かった。
で、ある時代劇で、権力者に歯に向かおうとする貧しい庶民たちが、権力者が道に落としていった塩を貪り食う姿を描いていました。
幼い私は全く分からず、明治生まれのおばあちゃんに聞くと「塩っていうのは命に一番大事なもの」と教えてくれ、ストーリーが理解できたのだ。
塩がないと、人は生きられない。権力者が塩を独り占めするから、一揆が起きる。
そう、塩は命に不可欠な物なのに、なぜ減塩だけが喧伝され、摂取の大切さは唱えないのか?政府も医者も栄養士も・・
オススメは昔ながらの天然塩
それから塩に興味が湧いて、どんどん調べだし、最初にわかったことは、現在最も流通している塩事業センターの精製塩は、本来の塩ではないということ。
化学塩は、イオン交換樹脂膜による海水の透析法により、電気的な方法と併せて分解し、イオン結合させています。化学薬品同様の塩で防腐作用には優れるものの、食用としては難があります。
従来の天然塩と言われる塩田法式の塩も熟を加えて海水を蒸発させるので、灰と言われるミネラルや、ニガリと言われるマグネシウムが除かれています。
また、ナトリウムと塩素が固く結びついていて、海水とは程遠い成分になっています。
つまり、精製塩(化学塩)は大事なミネラルが失われ、ナトリウムと塩素だけの加工されたもの。故に偏りがあるために減塩しなくてはいけないのであり、ミネラルバランスの優れた塩であれば、減塩の必要はないのだ。
それどころか、しっかり摂取しないとあらゆる病気を引き起こす原因となる。
うちの母は昭和2年生まれで、姫路市にいい塩田があったのに、戦後にアメリカに潰された!と嘆いていた。
そう、日本は素晴らしい天然塩を作る塩田があちらこちらに存在していたのだ。戦後GHQが廃止させたとは、何かで聞いたことがあるが・・
つまり、日本はまだ植民地支配されているということだ。日本人から命の塩を取り上げて、体力を奪い、病気に誘導し、その裏で医療や薬、保険で儲ける仕組みを作っている。この背景に気づくと、現代の健康常識が非常識なものだとわかる。
「赤穂の塩」「伯方の塩」も精製塩と比べると、天然塩なのですが、平釜で加熱し結晶化させる製法のため、ミネラル分が減ってしまう。
自然の太陽熱などで乾かす製法の方がミネラル分は豊富に残こるので、私は現在、この製法の塩を何種類か使っている。その一つ↓
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