無農薬野菜が手に入らないときには、簡単な農薬抜きをして頂いている。野菜だけではなく、猫用の鶏むね肉や魚なども一手間を掛ける。
簡単な下処理で安心!
やり方は簡単で、
農薬は水に溶ける性質があるので、水洗いをきちんとすればかなり落ちるが、最近は農薬以外の毒や放射性物質もあるので、この下処理は欠かせない。
無農薬野菜は水洗いだけだったが、この塩水浸けをすると、アクも取れるそうなので、無農薬でもやっている。
塩は、毒出しや抗菌作用や細胞活性作用がある。塩漬けで保存食を作れるのも、塩水につけると、りんごの切り口が変色しないのも、この作用があるから。
農薬は神経を麻痺させる麻薬の一種なので、全然駄目だが、アクも病気の元になるらしい。鮮度が落ちてくると、細胞が死んでアクになるそうだ。
知人の庭師さんは、植物の声が聞こえる人で、植木をパッチンパッチン切っていたら、樹木が「痛い、痛い」と言うのだそう。
植物だから、摘まれて食べられても何も感じないだろう・・というのは違うのだ。動かないだけで、生きているのだ。なので、根本から切り離されたら、細胞が死んでいく。
野菜の命を頂くことだって、野菜にも作った人にも地球にも、感謝しないといけないなぁ、と改めて、生命の神秘を感じる。
野菜の栄養成分が水に溶け出すので、水に浸けるのは30秒から1分に、というネット情報も多くあったが、茹でるなど火を通すと溶け出すようだ。
農薬除去の自然素材のモノも売られているが、その説明書には30分浸けるように書かれている。
30分程度浸けたところで、栄養成分が溶け出すことは無く、むしろ農薬をしっかり除いたほうがいい。
猫用鶏肉や魚もしっかりと塩水浸けで
我が家は肉類は食べないが、猫達には鶏むね肉と魚を与えている。
これらも、ちゃんと水洗いしてから、塩水浸けをしていて、大量に買ったときは、塩水を落とさずに冷凍する。
鶏も魚も同じく鮮度が落ちて、細胞が死んだものがアクで、これが塩水で抜ける。ホルモン注射や抗生剤の害まではわからないが、放射能治療に「天然塩や味噌」が有効だと証明されているので、化学物質もある程度は緩和してくれるかも。
塩水浸けしたあと、ゴロゴロした大きさに切り、沸騰しているお湯に入れて、すぐに火を切る。こうすると、中は半生状態で、グタグタ煮るよりは栄養価が高くなる。
塩は天然塩でも、安めの粗塩で十分。うちは赤穂の塩です。
我が家の92歳の婆さまは6時に食事を出さないと、コンビニからお菓子やパンを買って食べるので(ホントにどうしようもない(T_T)コンビニパン最悪なのに)5時から夕食作りをスタートさせる。
下処理と弱火調理で時間が掛かるが、手間が省けるよう知恵も絞っている。殆ど毎日、色んな野菜煮を作るけど、多めに作って、次の日の昼食にしたり、アレンジして2日分の夕食をも兼ねたりしているのだ。
例えば、少し残った野菜煮なら卵を落としたり、豆腐を入れたり、ニラやネギなどすぐ火が通る野菜でボリュームアップする。またはカレーに変身させたりしている。
野菜中心の食養生で、婆さまの老人ボケは随分マシになった。
我が家風の簡単な出汁の取り方、調理のアイデアなど、また次回で。
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