精神病は、実は作られた病気らしい。現代医学の裏側を色々と調べていくうちに、「精神科」というカテゴリの医学が、どんなに間違った治療をしているのか、思い知ることになった。
まず、抗うつ剤を始め、精神薬は「麻薬」と同じ化学記号だということだ。睡眠薬も同様で、だから辞められないし、中毒になる。そして、麻薬同様に幻覚作用が起こっていく。
昨日も国母選手の大麻やら、田代まさしの覚せい剤での逮捕が騒がれていたが、どうして精神薬は野放し状態なのだろう?
精神科に長年通うのに、悪化していくクミちゃん
20年ほど前に、突然小学校の同級生のクミちゃんから電話があった。元々素直で明るく、可愛い人で、電話の声は変わらないが、話の途中で、度々電話を切る。理由を聞くと、母親に電話を掛けるのを禁止されており、母親が近づくと切るのだと言う。
彼女は「強迫神経症」を患っていた。電話は頻繁に掛かってきて、そのうち少し良くなり、外出許可が出たので会うことになった。外観は愛くるしい、昔のままだが、明らかに様子がおかしい。
一緒に歩いていても、どこか遠くを彷徨っているようで、視線も周りと合っていない。トイレに行くと、延々と手を洗っている。喫茶店でお茶すると、普通には喋るのだが・・
クミちゃんのピュアな心は昔のままで「これからも友達付き合いしてね」と頼まれ、「うん、また遊ぼうね」と返事したものの、どう付き合ったらいいのか悩み、市の主催のカウンセリング講座に通って、精神の病を学んだ。
「精神の病に掛かる人は殆どが親子関係が原因です」と教わった。
確かにクミちゃんは父親との葛藤に苦しんでいた。父親は過干渉で、彼女とお姉さんを自分の思い通りにしようとするらしい。やり手の実業家で、幾つものマンション棟を持ち、彼女たち姉妹は、その管理や雑用仕事をしていた。
クミちゃんは20歳で結婚したが、父親は夫を努めていた会社から退職させて、ラーメン屋を与えて、夫婦に経営させた。だが、干渉が酷くて、毎日店に来ては難癖つけたために、夫は店に出なくなり、そのまま離婚になったそうだ。
彼女はそのことを怒っていたが、父親から独立ができない。離婚の前後に、強迫神経症を発症してしまい、精神病院に初めて入院したそうだ。再会したときは、それから15年は経っていたが・・またもや酷くなっているのだ。
クミちゃんには何人か仲のいい友達が居るのだが、親に会うことを禁止されてるという。親というか、精神科の主治医の指導だった。それで寂しくて、私に電話してきたのだ。
私はご両親もよく知っていたし、家に招かれ、お母さんとお姉さんに挨拶をした。高台に立つ立派な豪邸で、小学生の頃の小さな借家とは違い、父親の成功ぶりが目に見えてわかった。そして皆、仲のいい家族に見えた。
それから頻繁に会うようになり、クミちゃんの容態も落ち着いてきて、もう一人の同級生と3人でよくドライブに行き、楽しい時間を過ごした。クミちゃんはヘビースモーカーで、冬でもアイスコーヒーをがぶ飲みし、医者から辞めてはいけないと言われている「精神薬」も一緒に飲んでいた。
多すぎる煙草、アイスコーヒーの砂糖(これも麻薬)、カフェイン、精神薬・・今、考えると病を悪化させるものばかりではないか・・
鍵のかかった鉄の扉、牢獄と同じ精神病院
そうして何年か経ち、ある事件が起こり、クミちゃんは喫茶店で暴れて、ガラスを割り、精神病院へ再度入院した。離れた場所にあったので、すぐには行けず、2週間ほど経ったときにやっとお見舞いに行けた。
この精神病院の建物そのものが恐ろしかった・・普通の病院を想像していたけれど、そこは病院と言えるしろものではない。まるで刑務所だった。
古い建物で、設備も古くて、やけに暗かった。薄暗い倉庫のような、手元しか開いていない受付カウンターで、顔も見えない相手とやり取りをし、案内された部屋に行くと、鍵のかかった、分厚い鉄の扉が立ちはだかっていた。上方の小窓から、担当者が覗いて、私をチェックしてから、鍵を開けて、ようやく部屋に入れてくれる。
中は狭い集会所のようになっていて、テーブルの椅子に男性が座っていたり、ウロウロと歩く人が居た。洋服を着た人、パジャマを着た人・・皆がうつろな様子で、目に焦点が合っていない。異様な空気。各自の部屋とこの集会所には、自由に行き来できるらしいが・・
こんなところに入っていたのか・・絶句!これでは、病人ではなく、犯罪者扱いではないか・・
年末だったので、お正月休みでクミちゃんは家に帰っていた。「帰れるほど良くなったのだ」とホッとし、電話してみると、普通には喋るが「誰とも会いたくない」と言う。
それから、色んなことがあって、クミちゃんとの縁は切れたのだが、精神病棟の衝撃は忘れられない。あの環境では、心の病はさらに悪化するのではないのか、とつくづく思ったが、世間一般は「精神病は治らない」「何をするかわからないので、閉じ込めておくしかない」という風潮だった。
そして、今も変わっていない。
それから数十年経って、自然療法を学び始め、「精神科医はやりたい放題」という本に出会い、愕然となった。


向精神薬は精神を狂わせる麻薬!
精神薬は麻薬で、神経を狂わせる、中毒になって辞めることが出来ず、続けていくと心身ボロボロになる。自殺、不審死も精神薬が原因の場合が圧倒的だそうだ。
カウンセリング講座の先生達はそんなこと一言も言わなかったぞ!
親子関係が原因で、親から離れたら治る、という先生も居た。クミちゃんは、一度家族から離れて、一人暮らししていたが、治ることなく、また舞い戻った。
一人で寂しくて、薬が増えたのかもしれない、睡眠薬も飲んでいたし。
「睡眠薬中毒」という本を引き続き読んだ。これも驚愕の内容だった。睡眠薬も向精神薬の一種であって、同じく麻薬。麻酔のように神経を麻痺させて、意識を失っている状態を作るだけで、眠りとは言えないのだ。だから眠ってもだるさが取れなかったりするそうだ。
向精神薬は意識が飛ぶので、おとなしい人が突然暴れたりするらしい・・喫茶店で暴れたというクミちゃん、薬のせいだったんだ・・
度々アメリカの学校で、銃乱射事件が起こっているが、典型的な精神薬中毒症状らしい。犯人は不登校などで精神科医にかかっていた子供たちなのだ。
夜中の徘徊が止まらなくなった知人の70代の父親は抗うつ薬を辞めたら、徘徊は止まったという。
難病の友人は入院中にうつ病になり、抗うつ薬を飲み始めたら、昼間に意識が無くなったり、どこでも居眠りをするようになり、薬を辞めたら治ったという。
私はこの2つの例を聞いて、副作用が恐ろしい、と思っていたが、そうではない。薬自体が害を加えるのだ。(次回へ続く↓)

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